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2024.4.24
オープンリールデッキは古くても買取できる?買取事例と相場価格を紹介

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近年、オープンリールデッキの人気が国内外で再燃しつつあります。オーディオ評論家の意見では、オープンリールテープはレコードより音質が優れているため、オーディオファンには大きな人気があると言っています。古い音響オーディオ機器を数多く買取してきた買豊堂(かいほうどう)スタッフも、その波は実感しているところです。

そこで、今回はオープンリールデッキの買取相場や古くても買取可能なのかについて、実際の買取事例もあわせて紹介します。

 

そもそも「オープンリールデッキ」とは?

オープンリールデッキとは

オープンリールとは、音楽や映像を収録・再生できる磁気テープメディア及びオーディオ機器のことで、カセットテープの大型版のようなものをイメージするとわかりやすいかもしれません。

オープンリールデッキはカセットテープのようなカートリッジ式ではなく、磁気テープがむき出しのままリールに巻かれています。再生する際にはテープをリールから直接引き出し、デッキにセットします。

カセットテープと異なり磁気テープが保護されていないため、慎重に取り扱う必要があります。一方メリットとしては、頭出しがしやすい、テープを直接切って編集することが容易といった、オープンリールならではの特徴もあります。

 

人気が再燃するオープンリールデッキ!その理由は?

2013年頃から少しずつオーディオマニアの間で再流行し始めているのがオープンリールデッキとテープです。現在では「オーディオマニアの象徴」として、オープンリールデッキが認知されるようになってきています。

なぜ、オープンリールデッキやテープの人気が再燃している理由について解説していきます。

 

良品の入手困難さがコレクター心をくすぐる

現在、オープンリールデッキを生産するメーカーはなく、新たに入手するには中古品を購入するほか手段がありません。そのため、オーディオファンやコレクターの間では手に入りにくくなった状態の良い名機を入手したいという心理が高まっていると考えられます。

 

自作・修理して再生させたいニーズ

先述のように、状態の良いオープンリールデッキを入手するのは困難です。その一方で、壊れていても部品を集めて修理等して、復活させたいニーズがあります。オーディオファンやコレクターならではの考え方ともいえるでしょう。

修理するにしても部品を入手することさえ困難なため、目的の部品を手に入れるために中古市場では壊れたオープンリールデッキでさえ取引されているのです。

 

高品質オープンリールの良さが再認識されている

オープンリールデッキには、現在のデジタルオーディオにはない表現があり、アナログオーディオのなかでもレコードよりも音質が優れるオープンリールの良さが再認識されています。

オープンリールデッキが高音質と言われるのは、次のような理由があります。

 

広いダイナミックレンジを表現できる

まず1つ目にあげられるのは「ダイナミックレンジ」の広さです。ダイナミックレンジとは、音や信号の最大値と最小値の比のことで、db(デジベル)で表されます。

オープンリールデッキのダイナミックレンジはレコードよりも広いため、レコードのように音源を収録するために低音と高音の一部をカットする必要がありません。したがって、オープンリールテープはオーディオデータをほぼ失うことなく音源を収録することができます。

また、再小音と最大音の差は大きいほど音楽を豊かに表現してくれるのです。

 

音質の障害が少ない

レコードの再生では、モーターの振動から生まれるノイズや針飛び、不規則な回転スピード、プチプチと音を立てるノイズ等、レコード独自の仕組みに影響される問題が複数あります。

これに比べて、オープンリールテープの再生ヘッドはシンプルに作られているため、音質に影響を与える障害が少なくなっています。

レコードと比べると高価に感じますが、生産時間やコスト、さらにはマスターテープを聴くのと大差ないものが手に入ると考えると、リーズナブルだという意見も多くあります。

 

今でも人気!オープンリールデッキのメーカー4選

ここからは、現在でも人気があるオープンリールデッキのメーカーを4つ紹介します。有名メーカー品であれば高価買取の可能性も高くなりますので、ぜひ参考にしてください。

AKAI(アカイ)

日本で初めてテープレコーダーの開発に成功した高級音響機器メーカー「赤井電機株式会社」のブランド名です。海外でも高級オーディオとして名が知れ渡っており、アメリカでは「Roberts」、西欧では「Tensai」のブランド名で販売されていました。

残念ながら赤井電機は1992年にオーディオ業界から撤退、2000年に経営破綻してしまったものの「GX-635D」「GX-747」に代表されるAKAIのオープンリールデッキ通称「GXシリーズ」は、オープンリールデッキの名機として現在でも高い人気を誇っています。

 

TEAC(ティアック)

TEACは、日本の音響メーカー「ティアック株式会社」のブランドです。TEACのオープンリールデッキにはAシリーズとXシリーズがあり、どちらも高い人気を誇ります。特に1960年代に販売されたオープンリールデッキ「A-4010」は20万台を超える大ヒット商品となりました。

また、TEAC製品は海外でも知名度があり、世界的な映画やアーティストの音声収録にも使われています。

新規製品は生産していないものの 、現在もTEACでは自社製オープンリールデッキの修理を行なっています。

 Technics(テクニクス)

Technicsは、パナソニック株式会社のオーディオ機器ブランドです。「アイソレートループ方式」と呼ばれる独自の方式のオープンリールデッキを開発・販売したことで有名です。

1976年に販売された「RS-1500U」に代表される、RSシリーズが名機として知られています。

なお、Technicsは2010年にブランドとしていったん終了したものの、2014年に再展開が発表され、日本でも2015年にスピーカーやネットワークプレーヤー等の新製品が販売されています。

 

SONY

1950年に日本初の磁気録音テープ「Soni-TapeKA」を発売してから、まさに快進撃を続けていたのが現在でも音響機器の最先端を走り続けているSONYです。1962年、1963年と連続してオープンリールテープを発売、その後1968年に放送局VTR用2インチカラービデオオープンテープを先駆けて発売しています。

オープンリールデッキも数多く販売しており、現在でも多くのユーザーがSONYのオープンリールデッキを愛用しています。

 

オープンリールデッキは古くても買い取ってもらえる?

ここまでオープンリールデッキが多くのオーディオマニアから評価を得ていること、また人気も高いことをご紹介してきましたが、実際に「買取」という面ではどうなのでしょうか。

ここからは、オープンリールデッキの価値や買取についてご紹介いたします。

 

状態がいいほど高価買取に期待!

ここまでご紹介してきた通り、近年オープンリールの需要は高まっており、中古市場でも人気が高くなっています。そのため、オーディオ専門店を中心に、デッキやテープ共に買い取ってもらうことが多いのが現状です。

オープンリールデッキとテープは現在ほとんど生産されておらず、入手方法も限られます。多少状態の悪いデッキや使用済みテープでも、買い取ってもらえる可能性が高いです。

そんななか、美品と言われる状態の良いオープンリールデッキにお目にかかるのは珍しいこと。ぜひ買取査定に出してその価値を確かめてみてください。

 

有名メーカーの名機なら壊れていても値がつく場合も

オープンリールデッキの中でも上記でご紹介したような有名メーカーの名機なら、故障していても売却できる可能性があります。

名機と呼ばれるオープンリールデッキは、そのほとんどが生産終了しており、買い換えや修理のための部品の入手すら困難な現状があります。

部品目的でもオープンリールデッキは必要とされており、壊れて動かなくても売れる可能性があります。

 

テープも状態問わず売れる可能性が高い

オープンリールデッキのテープは消耗品ということもあり、テープの種類やメーカーによってはデッキ以上に高い希少価値があります。

ただし、買取業者は1本、少量ではなかなか買取してくれないことも。テープはまとめて保管されることが多いですので、大量であれば買取が期待できるでしょう。

 

オープンリールデッキの買取相場は?

オープンリールデッキの中には特に人気の高いモデルが存在します。発売当初から評価が高く、長い間ファンに愛されているものは買取価格も高くなっています。

ここでは、高額買取が期待できる人気モデルの買取相場を紹介します。

 

AKAI

モデル名 参考買取価格
GX-747dbx 65,000~170,000円
GX-635D 24,000~65,000円
GX-400D 18,000~61,000円
GX-77 6,000~24,000円

 

TEAC

モデル名 参考買取価格
X-2000M 24,000~71,000円
A-7400RX 21,000~68,000円
X-1000R 9,000~40,000円
A-6300 7,000~25,000円

 

Technics

モデル名 参考買取価格
RS-1700U 55,000~120,000円
RS-777 30,000~85,000円
RS-1500U 22,000~63,000円
RS-744U 0~7,000円

 

SONY

モデル名 参考買取価格
TC-5550-2 10000~38000円
TC-R7-2 14000~50000円
TC-9000F-2 10000~24000円

 

オープンリールデッキの買取事例

音響オーディオ機器買取の買豊堂で買取させていただいた商品を紹介します。

AKAI PRO1000の買取

買取金額:300,000円
状態:B(一般的な中古品)

AKAI製PRO1000
※買取価格は商品状態やタイミングなど様々な要因によって変動します。

 

DENON DH-710Fの買取

買取金額:30,000円
状態:C(訳あり、ジャンク品)

DENON DH-710F

※買取価格は商品状態やタイミングなど様々な要因によって変動します。

 

Technics RS-1506Uの買取

買取金額:42,000円
商品状態:C(訳あり、ジャンク品)
Technics RS-1506U

※買取価格は商品状態やタイミングなど様々な要因によって変動します。

 

オープンリールデッキの買取は買豊堂へ!高額買取を実現します

買豊堂では、音響オーディオ機器をはじめとした、あらゆる不用品を買取しております。オープンリールデッキ・テープを含めた音響機器は、今回ご紹介したように需要が高いものです。経験豊富な査定士がしっかりと査定し、価値に見合った買取価格をご提示いたします。

どのようなことでもご遠慮なくお気軽にご相談下さい。

キズや汚れ、故障しており「状態不良」として他店が買取できなかったものでも、買豊堂ではお買取できる可能性がございます。こちらもご遠慮なくお気軽にご相談下さい。

※状態によっては買取をお断りする場合もございます。ご了承下さい。

>>その他のオープンリールデッキの買取事例

 

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