チェロの高価買取

チェロはバイオリン属に属する弦楽器の一種です。中低音域を担当し、その豊かな音色と表現力の高さから、オーケストラや室内楽、ソロなど、幅広い音楽ジャンルで活躍しています。

その歴史は16世紀頃にヨーロッパで誕生したと言われ、当初はビオラ・ダ・ガンバと呼ばれる楽器の低音域を補うための楽器として開発されました。その後、様々な改良を重ねられ、現在の形に近づいていきました。

チェロの構造

チェロは、大きく分けて以下の部分で構成されています。

ボディー

本体の主たる部分で、弦の振動を共鳴させて音を出します。表板、裏板、横板からなり、表板にはスプルース材（マツ材）が使われ、音色を左右する重要な部分となります。裏板と横板は頑丈なメープル材が使われることが多く、楽器の強度を保ちます。

ネック

指板とペグが付いており、弦を張る部分です。演奏中、最もよく触れる部分で汗や皮脂汚れがつきやすい部分です。また、スクロールのみぞにもホコリや松脂が溜まりやすいので手入れが欠かせません。

ペグ

弦の張力を調整する部分です。

f字孔

空気振動を促し、豊かな響きを生み出します。Uの部分はホコリが溜まりやすく、ここが汚れていると雑音の原因となります。

魂柱

表板と裏板の間にある棒状の部分で、弦からの振動を表板、裏板へと伝える重要なパーツです。魂柱の位置によって音質に影響します。

駒

弦の振動をボディに伝える部分です。駒は弦と表板の間に挟んであるだけで、調弦などでずれることがあります。テールピース側の面を垂直になるように立てましょう。

弦

チェロには4本の弦が張られており、スチール弦、ナイロン弦、ガット弦などが使用されます。素材により扱いやすさや音質の違いがあります。

弓

馬の毛で作られた弓毛で弦を擦って音を出します。スクリューを回して弓毛の張りを調整します。

チェロの魅力とは？

チェロは、オーケストラや室内楽など、さまざまな音楽シーンで活躍する深みのある楽器です。バッハやドヴォルザークなど、多くの作曲家がチェロのために素晴らしい曲を書き、多くの人々に愛されています。

伝統的なチェロは、木材を丹念に加工して作られる手工芸品ですが、現代では、より軽量で耐久性のあるカーボンファイバー製のチェロも登場しています。また、エレキギターのようにアンプで音を増幅できるエレクトリック・チェロは、ポップスやロックなど、幅広いジャンルで活躍しています。

その他、ヘッドホンを使用して練習できるYAMAHAのサイレントシリーズなども人気があります。