スタッフコラム
Staff column
2025.3.17
国産ウイスキーの買取価格は?山崎・響・白州など人気銘柄の相場と高く売るコツ

・両親が大事にしていたジャパニーズウイスキーはいくらで売れる?
・長年かけて集めた国産ウイスキーを高く売るコツが知りたい!
・高く売れる国産ウイスキーの銘柄は?
国産ウイスキーは現在、高額で買い取りできます!自宅に眠っている国産ウイスキーがあれば、今こそその価値を見直してみませんか?
ジャパニーズウイスキーブームがピークを迎えたのは、2022年頃。現在、落ち着きを見せつつあるとはいえ、まだまだ高水準の相場を維持しています。
国産ウイスキーの中でも需要が高い山崎・響・白州などの人気銘柄は、現在どんな価格で買取されるのでしょうか。今回は国産ウイスキーの買取相場や高額査定のポイントについて詳しく解説します。
目次
- 国産ウイスキー(ジャパニーズウイスキー)の歴史と特徴
- 高価買取できる国産ウイスキーの銘柄
- サントリー「山崎」
- サントリー「響」
- サントリー「白州」
- その他の国産ウイスキー銘柄
- 【2025年最新版】山崎・響・白州の買取相場は?
- サントリーウイスキー山崎の買取相場
- サントリーウイスキー響の買取相場
- サントリーウイスキー白州の買取相場
- お酒の買取事例
- 国産ウイスキーを高額買取してもらう5つのコツ
- 外箱・付属品を揃える
- ラベルやボトルの状態をチェック
- 買取相場が下がる前に売る
- まとめ売りで査定アップ
- 複数の買取業者で査定する
- 買取できないお酒もある?
- 「かいほうどう」では、経験豊富な査定士が国産ウイスキーを適正価格で買取いたします!
- 【Q&A】国産ウイスキー買取のよくある質問
国産ウイスキー(ジャパニーズウイスキー)の歴史と特徴
ジャパニーズウイスキーは世界5大ウイスキーの1つで、その名の通り日本で造られるウイスキーのことを指します。
ジャパニーズウイスキーは甘みの強さが特徴といわれていますが、ウイスキー自体は糖分を含みません。ジャパニーズウイスキーが甘く感じられるのは「味」ではなく「香り」のウエイトが大きくなっています。
この甘い香りは熟成に使われる樽材や原料に含まれている成分が、ウイスキーに溶け出すことで与えられているとされています。
そんなジャパニーズウイスキーのはじまりは、1923年頃。現サントリーの創業者・鳥井 信治郎とニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝が中心となって、日本で最初の販売用のウイスキーが生産されました。
しかしバブル崩壊の1990年代初頭から、長い低迷期を迎えて売り上げは一気に下落。そんなジャパニーズウイスキーの不況を救ったのが、2008年に登場した「角ハイボール」です。
サントリー角瓶そのものが発売されたのは1937年のことですが、角瓶をソーダで割る角ハイボールを広告展開すると、一気に話題になりウイスキー再燃の火付け役となりました。
リーズナブルな価格や炭酸の爽やかさ、アルコール度数を抑えた飲みやすさで、それまでウイスキーから離れていた若年層を巻き込み大ヒット。翌年には17%のウイスキー市場拡大に貢献しています。
国内消費の回復とともに海外輸出も着実に増え、現在では「ワールドワイドなお酒」として世界中でジャパニーズウイスキーが知られています。海外のウイスキーと比べるとまだまだ歴史は浅いですが、国際コンペティションにおけるジャパニーズウイスキーの度重なる受賞歴など、その評価を確かなものにしています。
世界5大ウイスキーとは?
- スコッチ(スコットランド)
- アメリカンウイスキー(アメリカ)
- カナディアンウイスキー(カナダ)
- アイリッシュウイスキー(アイルランド)
- ジャパニーズウイスキー(日本)
高価買取できる国産ウイスキーの銘柄
国産ウイスキーの銘柄は、どれも高品質で有名なものばかりです。その中でも高価買取される銘柄には以下のような特徴があります。
- シングルモルト
- 長期熟成されたもの
- 有名蒸留所で作成されたもの
- 限定品(数量限定、期間限定等)
今回は国産ウイスキーの中でも特に人気のサントリーの3銘柄「山崎」「響」「白州」について詳しく紹介します。
サントリー「山崎」
サントリーが1923年に、京都郊外の「山崎」という地方で、日本初のウイスキー蒸留所建設に着手し、そこで造られたウイスキーが「山崎」と名付けられました。日本初のシングルモルトウイスキーで、日本のウイスキーを代表する存在として知られています。現在も山崎蒸溜所で製造されています。
山崎は万葉の歌にも詠まれた名水の里で、別名「離宮の水」とも呼ばれる清らかな水が湧き出る地方です。その清流から作られるウイスキーは、豊かな香りと深い味わいが特徴で、サントリーのウイスキー製造の技術と、日本の風土が生み出す高品質なウイスキーとして、国内外で高く評価されています。
山崎のラインナップは以下の通りです。
銘柄 | 特徴 |
山崎 12年 | しっかりとしたオーク樽の香りに、フルーティなアロマを感じるウイスキー。プラムや蜜柑、ハチミツの甘さとウッディな風味のバランスが良く、飲みやすさと奥深さを兼ね備えている。 |
山崎 18年 | シェリー樽の影響を強く感じさせる豊かな色合いと深い味わいが特徴。ドライフルーツやチョコレートのような濃厚な甘み、熟成したウッディな香りが広がり、重厚感のある飲み応えが楽しめる。世界的なウイスキーコンペティションでも多くの賞を受賞している逸品。 |
山崎 25年 | 非常に稀少で、長期熟成の極みともいえる。上記2つよりもさらに複雑で上品な味わいが楽しめる。深みのあるダークフルーツやシェリー樽由来のリッチな風味が楽しめ、ウイスキー愛好家からも絶大な人気を誇る。 |
サントリー「響」
1989年、サントリー創業90周年を記念して誕生しました。このウイスキーには「人と自然と響き合う」というサントリーの企業理念が込められています。
誕生以降、日本を代表するプレミアムブレンデットウイスキーの1つで、特に世界的にも高く評価されています。サントリーが誇る複数の蒸留所から生み出される原酒をブレンドしたウイスキーで、異なる個性を持つモルトウイスキーとグレーンウイスキーを絶妙に調和させることで、豊かな香りと深い味わいを得られることが特徴です。
響は、熟成度や風味の違いにより複数のラインナップがあります。以下に主なものをご紹介します。
銘柄 | 特徴 |
響 JAPANESE HARMONY | 比較的若いウイスキーが使用されており、軽やかで飲みやすいバランスの良い味わいが特徴。フローラルでフルーティな香りが広がり、初めての方にお勧め。 |
響 17年 | バランスが良く、ウッディでコクのある風味が感じられる。バニラやハチミツのような甘さと、熟成により得られるまろやかな口当たりが魅力的。 |
響 21年 | より複雑な味わいと深みがあり、上質なオーク樽熟成による豊かな香りが楽しめる。スモーキーさやスパイシーさも感じられ、高い評価を受けることが多い。 |
響 30年 | 非常に稀少で、重厚かつエレガントな味わいが特徴的。ウイスキー愛好家やコレクターの間でも特に人気が高く、長期熟成による濃厚な香りと味わいが楽しめる。 |
サントリー「白州」
山崎蒸留所の建設着手から50周年を迎えた1973年、山崎蒸留所とはタイプの異なる新たな原酒を求めて開設されたサントリー第2の蒸留所「白州蒸留所」(山梨県北杜市)で造られたウイスキーです。
白州の水は、まさに大自然の営みだけが創造できる天然水で、日本の名水百選にも選ばれた尾白川の清流で知られる名水を仕込み水として作っています。
白州蒸留所は、標高約700メートルに位置しており、日本で最も高所にある蒸留所の1つです。この地域の気候や水質やウイスキー製造に理想的で、仕込み水の清らかさがウイスキーの風味に独特のフレッシュさを与えています。
白州のラインナップは以下の通りです。
銘柄 | 特徴 |
白州 シングルモルト | 初心者から愛好者まで幅広くお勧めのスタンダードボトル。若々しいフルーティさと共に、草や森を思わせるハーバルな香りが特徴。フレッシュで軽やかな飲み口が楽しめる。 |
白州 12年 | 柔らかいピートの香りと共に、白州独特のフレッシュな味わいが深まる12年熟成のウイスキー。フルーツやバニラの甘みと共に、穏やかなスモーキーさも加わり、より複雑でリッチな風味を楽しむことができる。 |
白州 18年 | より深みとまろやかさが増し、熟成による複雑な味わいが楽しめる逸品。ハチミツやドライフルーツのような甘み、オーク樽由来のウッディな香りが加わり、長い余韻と洗練された味わいが特徴。ウイスキー通にも人気。 |
その他の国産ウイスキー銘柄
ここまで紹介したのは国産ウイスキーの代名詞ともいえる代表的な銘柄ですが、高く評価されているジャパニーズウイスキーは他にもたくさんあります。特に、限定品は価格が下がりにくい傾向があります。
ニッカウヰスキー
└余市
└竹鶴
└宮城峡
軽井沢ウイスキー
イチローズモルト など
【2025年最新版】山崎・響・白州の買取相場は?
ここからは、山崎・響・白州の中から特に高く買い取りされる商品の買取相場を紹介します。
※下記の金額が買取価格を保証するものではありません。また、品物の状態、発行年、付属品の有無、在庫状況、現在の相場などにより同名の品物でも、実際の買取価格が大きく変動する場合がございますので予めご了承下さい。
サントリーウイスキー山崎の買取相場
商品名 | 買取価格 |
山崎 25年 シングルモルト新型 ホロあり 完品 | ~950,000円前後 |
山崎 18年 シングルモルト ホロあり 完品 | ~80,000円前後 |
山崎 12年 ピュアモルト 特級表記 木箱 | ~60,000円前後 |
山崎10年 ピュアモルト グリーンラベル | ~38,000円前後 |
サントリーウイスキー響の買取相場
商品名 | 買取価格 |
響30年 観音開き 金箱 | ~650,000円前後 |
響21年 金獅子・シリアル入り | ~90,000円前後 |
響17年 両面ゴールドラベル | ~55,000円前後 |
響12年 | ~32,000円前後 |
サントリーウイスキー白州の買取相場
商品名 | 買取価格 |
白州 25年 リミテッドエディション | ~375,000円前後 |
白州 18年 リミテッドエディション | ~60,000円前後 |
白州 12年 ピュアモルト 旧ラベル | ~38,000円前後 |
白州 10年 ピュアモルト | ~55,000円前後 |
国産ウイスキーの相場は今後も変動する可能性があります。最新の買取相場はお気軽にお問い合わせください。
お酒の買取事例
国産ウイスキーを高額買取してもらう5つのコツ
ここまで紹介してきたように、高額買取される国産ウイスキーの銘柄にはいくつかの特徴があります。しかし、お酒の買取価格は銘柄だけで決まるわけではありません。ここでは、高く売るためのコツや、買取できないお酒について解説します。
外箱・付属品を揃える
ウイスキーを高額で買取してもらうためには、購入時の外箱や付属品をできるだけ揃えておくことが重要です。特に、限定品やプレミアムウイスキーは、外箱や冊子、証明書、特製グラス、替え栓などの付属品があることで、価値が一層高まります。
コレクターや愛好家にとって、オリジナルの状態が保たれていることは大きな魅力となるため、外箱や付属品の有無が査定額に大きく影響します。逆に、箱なしや付属品が欠けていると、同じ銘柄でも買取価格が下がることがあるため、売却を考えている場合は、購入時の状態をできるだけ維持するようにしましょう。
ラベルやボトルの状態をチェック
ウイスキーの査定では、ボトルやラベルの状態も重要なポイントです。ラベルに剥がれや汚れがあると、見た目の印象が悪くなり、買取価格が下がる可能性があります。特に、希少なボトルや限定品は、コレクター市場でも重視されるため、ラベルが綺麗な状態であるほど高額査定につながります。
また、ボトル自体にも傷や汚れ、液漏れがないかチェックしましょう。長期間保管する場合は、直射日光や高温多湿を避け、適切な環境で管理することが大切です。少しの傷や汚れでも査定額に影響を与えることがあるため、売却前に軽く拭き取るなどのメンテナンスを行うのもおすすめです。
買取相場が下がる前に売る
国産ウイスキーの買取相場は、市場の動向によって変動します。近年の価格高騰は一時的なピークを迎え、現在は落ち着きつつあります。
とはいえ、以前に比べるとまだまだ高い相場を維持しているため、「いつか売ろう」と迷っている場合は、できるだけ早めの売却を検討するのが賢明です。
まとめ売りで査定アップ
ウイスキーを売る際は、1本ずつではなく、複数本をまとめて査定に出すことで買取価格がアップするケースがあります。これは、買取業者にとっても在庫の確保がしやすくなり、まとめて取引するメリットがあるためです。
特に、同じブランドやシリーズのウイスキーをセットで売ると、より高額査定につながりやすくなります。
家に複数本のウイスキーがある場合は、一度にまとめて査定してもらうことで、単品で売るよりも高値での売却が期待できます。
複数の買取業者で査定する
ウイスキーの買取価格は、業者によって異なるため、1社だけでなく複数の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。買取価格は市場の動向や業者の在庫状況によっても変動するため、同じボトルでも業者によって査定額に大きな差が出ることがあります。
また、ウイスキー買取専門店や海外市場にも精通している業者では、高額査定が期待できる場合があります。オンライン査定を活用すれば、自宅にいながら複数の業者の見積もりを比較できるため、手間をかけずにより高値での売却が可能になります。
より高く売るためには、最低でも2〜3社の査定額を比較し、一番条件の良い業者を選ぶようにしましょう。
買取できないお酒もある?
国産ウイスキーにも買取できないものがあります。例えば、以下のような場合です。
- 開封している
- ボトルにヒビや欠けがある
- 液漏れ・目減りしている
- 変色している
開封しているお酒は基本的に買取できません。しかし、ボトルそのものに価値があるケースもあります。また、汚れ、コルクの劣化はマイナス査定の対象になります。
これは買取できるかな?と思うものは1度買取業者に問い合わせてみるといいでしょう。
「かいほうどう」では、経験豊富な査定士が国産ウイスキーを適正価格で買取いたします!
かいほうどうでは、国産ウイスキーをはじめとしたお酒・古酒を幅広く買取しております。経験豊富な査定士が、しっかりと査定した上で価値に見合った買取価格をご提示いたします。
- 無料査定(LINE・メール・電話でOK)
- 全国対応(宅配買取)
- 高額査定の実績多数
ウイスキーの買取価格は日々変動します。売却を検討されている方は、まずはお気軽にご相談ください!国産ウイスキーの他にも、ブランデーや数十年前の年代物のお酒、どのようなお品物であっても、ぜひ1度弊社にご相談下さい。
【Q&A】国産ウイスキー買取のよくある質問
Q:未開封でなくても買取できますか?

Q:箱や付属品がなくても買取できますか?
かいほうどうスタッフ
箱・替栓・冊子などの付属品がない場合でも買取可能ですが、揃っている方が査定額は高くなる傾向にあります。可能であれば、付属品を一緒に査定に出すことをおすすめします。

Q:買取の際に必要なものは何ですか?
かいほうどうスタッフ
買取には 運転免許証・パスポート・マイナンバーカード などの本人確認書類が必要です。宅配買取を利用する場合は、身分証のコピーを同封してください。

Q:どんな国産ウイスキーが高価買取になりますか?
かいほうどうスタッフ
「山崎」「響」「白州」「余市」「宮城峡」などのジャパニーズウイスキーのほか、限定品(例:山崎25年、響30年、竹鶴17年)や廃版品も高額査定されやすいです。

Q:古いウイスキーでも買取できますか?
かいほうどうスタッフ
長期保管されていたウイスキーでも、未開封で液面低下やラベルの損傷が少なければ買取可能です。特に年代物のボトルや限定リリースは、プレミア価格がつくこともあります。

Q:1本だけでも買取してもらえますか?
かいほうどうスタッフ
1本からでも買取可能ですが、複数本まとめて査定に出すと買取額がアップすることがあります。

かいほうどうスタッフ
基本的に未開封のウイスキーのみ買取可能です。開封済みや液漏れのあるボトルは買取対象外となることが多いため、ご注意ください。