スタッフコラム
Staff column
2025.3.17
トランペットの買取相場はいくら?高価買取になるブランドや査定のポイント

若いころに愛用していたトランペット。今は全く使わず倉庫やタンスの奥に眠っている…ということはありませんか。
トランペットは古くても買取が可能です。吹奏楽を演奏する学生や社会人から中古トランペットのニーズが一定数あるためです。今後も使う予定がなく、処分に困っているなら買取業者へ売却してもう一度その価値をよみがえらせてみませんか?
そこで、今回は中古のトランペットにはどんな需要があるのか、また具体的な買取相場、高額査定になるブランド、査定のポイント等について詳しくご紹介いたします。
目次
中古トランペットは学生から社会人に人気!
中古トランペットはどんな人に需要があるのでしょうか。憧れのブランドでも、中古なら安く購入することができるため、トランペット中古市場はいつの時代も一定の需要があります。
ここでは「社会人」と「吹奏楽部で使用する学生」の2つに分けて紹介します。
趣味に熱中する社会人
働きだしてから大人の趣味としてトランペットを始める方が多くいます。社会人のブラスバンドサークルでは、トランペットはまさに花形の楽器です。
しかし、プロを目指すのでなければ新品はちょっと敷居が高いと感じる人も多いはず。そんな人にとって中古トランペットは最適な選択肢になっています。
吹奏楽部の学生
日本の多くの中学校・高校には吹奏楽部が存在し、「部活でトランペットに挑戦したい!」と吹奏楽部やマーチングバンドに所属する学生は多数います。
楽器は学校でレンタルすることもできますが、やはり「自分専用のトランペットが欲しい」「自宅で練習したい」という学生が多いのも事実。そんな学生にも、状態の良い中古トランペットは需要が高くなっています。
高価買取が期待できる!トランペットの人気ブランドと買取相場
ここからは、高価買取が期待できるトランペットの人気ブランドと買取相場を紹介します。
※下記の金額が買取価格を保証するものではありません。品物の状態、発行年、付属品の有無、在庫状況、現在の相場などにより同名の品物でも、実際の買取価格が大きく変動する場合がございますので予めご了承下さい。
YAMAHA(ヤマハ)
中学校・高校の吹奏楽部で頻繁に利用される、日本で最もポピュラーな楽器メーカーです。初心者向けから、中にはジャズの名手であるボビー・シューのアドバイスを参考に作られたシグネチャーモデルやプロの演奏家も愛用する上位モデルまで、幅広いラインナップが揃っています。
ヤマハの楽器は初心者向けの下位モデルでも安定した品質に定評があり、市場にも多く流通しています。一方xenoなどの上位モデルは中古楽器の販売価格が下がりにくく高価買取が期待できます。
そのため、型番によって買取価格が大きく異なり、安いものだと数千円前後、高価なものであれば15万円以上の価格が付けられることもあります。
商品名 | 買取価格 |
YTR-1335 | ~12,000 |
YTR-739T | ~35,000 |
YTR-737 | ~40,000 |
Xeno YTR-8335US | ~67,000 |
ピッコロトランペット YTR-9835 | ~170,000 |
Vincent Bach(ヴィンセント・バック)
ヴィンセント・バックはトランペットをはじめとする金管楽器で非常に高い評価を受けている世界的なメーカーです。
創業者は元々オーケストラで活躍するトランペット奏者でしたが「自分に最適な楽器がない」と感じ、1918年にアメリカのニューヨークで楽器製造を始めます。
その後、1924年に「Vincent Bach Corporation」として正式に会社が設立され、トランペットとトロンボーンを中心に製造を開始しました。今では世界中のプレーヤーから信頼を得る金管楽器メーカーとなり、どのモデルにおいても高い買取金額が期待できるでしょう。
商品名 | 買取価格 |
bach Model 37 | ~80,000 |
bach SP | ~70,000 |
180 MLV Model:72 | ASK |
Model:37G | ASK |
Bach Model:229 CML | ~155,000 |
CONN(コーン)
アメリカを代表する金管楽器メーカーの1つで、特にトランペットやトロンボーンで名を知られています。
創業者のCharles Gerard Conn(チャールズ・ジェラルド・コーン)は元軍人であり軍楽隊に所属したほか、経営者や米国下院議員の経歴も持つ人物です。経営者時代に入っていたコミュニティバンドでの経験がきっかけで、ゴム製の縁がついたコルネットのマウスピースを開発したことから楽器の製造を開始したと言われています。
明るく力強い音色が特徴で、特にジャズや吹奏楽、ポップスの分野で愛用されています。また、アメリカらしい頑丈な作りで、長期間使用しても安定した性能を維持しています。

商品名 | 買取価格 |
Vintage ONE 1B-46 | ~30,000 |
52B SP | ~20,000 |
トランペットを高額買取してもらうポイント
どうせ買い取ってもらうなら、できるだけ高く買い取ってもらいたいものです。そのためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ここからは、トランペットが高額買取になるためのポイントについてご紹介いたします。
しっかり清掃・メンテナンスをする
トランペットの清掃・メンテナンスは主に以下のような方法があります。
- 外側をクロスで磨く
- 使用後は水分を抜き、スワブで拭き取る
- 管体内にカビが目立つときは水洗いも可
- ピストン、スライドの動きが鈍いときはバルブオイルやスライドグリスを使用する
日常のメンテナンスとしては、トランペットの外側を専用のクロスにポリッシュをしみ込ませて磨き、くすみや汚れを落とします。ラッカー仕上げや銀メッキ仕上げの場合は、それぞれに適したクリーナーを使いましょう。
また、使用後は抜き差し管に溜まった水分を抜き、ウォーターキーからも水抜きをしておきます。管体内部の水分はスワブ(紐と重りがついた柔らかい布)を使って拭き取ります。
長期間保管していた場合など、管体内にカビが目立つようであれば、水洗いすることもできます。全ての管やピストンを外して、ブラシがついた金管楽器専用のクリーナーを使って内部を掃除します。
水洗いした後やピストン、スライドの動きが鈍いときは、バルブオイルやスライドグリスを使用して、滑らかな動きを維持します。
ピストンのフェルトやウォーターキーのコルクは比較的安価に交換できるため、劣化が激しい場合は交換することで査定の印象は大きく変わるでしょう。
付属品を揃えておく
トランペットだけではなく、楽器の買い付けの場合「付属品」があると、高額買取につながりやすくなります。付属品の有無は、しっかりと事前に確認しておきましょう。
トランペットの付属品は主に以下のようなものがあります。
- ハードケース
- 説明書
- 保証書
- マウスピース
- 専用クロス
- クリーニングロッド
- バルブオイル・スライドグリス
- クリーナー・ポリッシュ
- チューナー
- アクセサリー
これらの他にも、もし購入した際に付属していたものがあればできるだけ一緒に査定に出しましょう。また、元々あった付属品が欠損している場合は、先に買取業者に伝えます。「言ったら安くなりそう・・・」と思うかもしれませんが、先に言っておくことで業者の印象が良くなり、減額の幅が減る可能性もあります。
動作チェックを事前に行う
楽器を長く使っていない場合は、できるだけ動作チェックを行ってから査定に出すことをおすすめします。
よくある動作不良としては、ピストンや抜き差し管の固着があります。抜き差し管は力任せに抜こうとすると変形の恐れがあり、注意が必要です。
もし、固着がひどい場合には、楽器店のメンテナンスを受けてから査定に出すことも考慮して下さい。メンテナンスの際にトランペットの表面を掃除して綺麗にしてくれる業者も多いので、一つの手段と考えてもいいでしょう。
トランペットを高く売却したいなら相見積もりは必須
トランペットを高く売却したいなら「相見積もり」を必ず行いましょう。複数の楽器買取業者に査定を依頼することで、次のようなメリットがあります。
- 買取相場を知ることができる
- より良い条件を比較検討できる
- 安く買い叩かれない
近年は簡単にネットで相見積もりができますので、ぜひ試してみて下さい。トランペットの査定は、次のような管楽器の知識が豊富な買取業者を選んで依頼するのがおすすめです。
- 買取サービスがある楽器店
- 楽器買取専門店
- 楽器の買取実績が豊富な出張買取専門店
トランペット・管楽器の買取は、安心のかいほうどうへぜひご依頼下さい!
かいほうどうはでは、経験豊富な査定士がトランペットをはじめとした金管楽器を適正価格で買取いたします。どのようなお品でもご遠慮なくお気軽にご相談下さい。
- 査定は無料!お気軽にお問い合わせください
- 出張買取・店頭買取・宅配買取に対応
お客様の負担は一切ございません!トランペットはもちろん、弦楽器、管楽器から和楽器まで、何でも査定・買取いたします。
【Q&A】トランペット買取のよくある質問
Q:トランペットはどのように査定されますか?
かいほうどうスタッフ
トランペットの買取価格は、以下のような基準で査定されます。
・メーカー・ブランド
・モデル・グレード
・状態(キズ・ヘコミ・ラッカーの剥がれ)
・付属品の有無
・ 市場需要

Q:どのメーカーのトランペットが高価買取されやすいですか?
かいほうどうスタッフ
以下のメーカーは特に買取市場で需要が高く、高額査定されやすいです。
Bach(バック)、YAMAHA(ヤマハ)、CONN(コーン)、Schilke(シルキー)など。
Bach Stradivarius 108シリーズやYAMAHA Xenoシリーズは、プロ・アマチュア問わず人気が高く、買取価格も高めです。

Q:どんな状態のトランペットでも買取してもらえますか?
かいほうどうスタッフ
「管が曲がっている・折れている」「本体に大きな破損がある」など状態の程度によって買取不可になります。
また、凹みやメッキ剥がれなどは減額の対象となる場合があります。

Q:買取時に必要なものは何ですか?
かいほうどうスタッフ
買取の際は身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)が必要です。未成年の方は保護者の同意書が必要になる場合があります。

かいほうどうコメント
コルネットはトランペットによく似た形状の金管楽器です。サイズはトランペットよりも少し小さく、丸みを帯びています。柔らかく温かい音色が特徴です。
トランペットの仲間は、コルネットの他にも『ピッコロトランペット』や『フリューゲルホルン』などいろいろな種類があるんですよ