スタッフコラム
Staff column
2025.3.17
ヘネシーの買取相場はいくら? XO、VSOPなど高額になる種類とその理由を解説

「ヘネシー」という名前は聞いたことがあるものの、どんなお酒なのかはよくわからない…という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。「リシャール」と聞くと聞き覚えがあるかもしれませんが、リシャールもヘネシーと呼ばれるブランデーの一種です。
今回は、そんなヘネシーの歴史や買取相場、なぜヘネシーが高額買取になるのか?という疑問にもお答えいたします。
自宅で眠っているヘネシーがあったら、ぜひ買取をご検討下さい!思わぬ高額がついて、驚くかもしれません。
目次
- H2:ヘネシーの買取相場はいくら?価格一覧をチェック!
- ヘネシーXOの買取相場
- ヘネシーVSOPの買取相場
- お酒の買取事例
- ヘネシーXO・VSOPはなぜ高く売れる?高額査定の理由
- ブランドの信頼と歴史的価値
- 製造過程と熟成による希少性
- 熟成酒の市場価値と需要が高い
- 「投資」としての価値に注目されている
- コレクター要素とプレミアム市場の影響
- 保存性の高さと価値の保持
- 人気の高級ブランデー「ヘネシー」とは?
- Hennessy V.S(Very Special)
- Hennessy V.S.O.P(Very Superior Old Pale)
- Hennessy X.O(Extra Old)
- Hennessy Paradis(ヘネシー・パラディ)
- Richard Henness(リシャール・ヘネシー)
- ヘネシーXO・VSOPの買取価格をアップするコツ
- 箱や付属品を揃える
- 保管状態のチェック
- 複数の買取業者に査定を依頼する
- まとめて売る
- お酒・古酒の買取はかいほうどうにお任せ下さい!
- 【Q&A】ヘネシー買い取りのよくある質問
H2:ヘネシーの買取相場はいくら?価格一覧をチェック!
ここからは、具体的なヘネシーの買取相場についてご紹介いたします。ただし、下記の金額が買取価格を保証するものではありません。品物の状態、発行年、付属品の有無、在庫状況、現在の相場などにより同名の品物でも、実際の買取価格が大きく変動する場合がございますので予めご了承下さい。
ヘネシーXOの買取相場
XOは「エクストラ・オールド(Extra Old)」の略で、通常熟成期間が長く、複雑な風味を持つブランデーのことを指します。
1870年に初めてヘネシーXOが誕生した際、当時の家父長であったモーリス・ヘネシーが、親しい友人達のためだけに作ったコニャックが元となっています。そのため、一般的なヘネシーよりも熟成期間が長く、深い味わいが特徴的です。ヘネシーXOは複数の原酒がブレンドされており、バニラやドライフルーツ、スパイス等のリッチで複雑な風味が楽しめます。
また、ボトルデザインも特徴的で、流れるような曲線が施されたボトルは高級感を象徴し、ギフトや特別な機会に人気のあるお酒です。
コニャックの中古市場で、ヘネシーXOの買取相場は1万円~10万円程度の価格幅で買取が行われています。ただし、新ボトル(黒キャップ)か旧ボトル(金キャップ)か、旧ボトルの中でもどの年代のものかによって買取価格は変動します。
以下は、ヘネシーXOの買取価格の相場です。
種類 | 買取相場 |
ヘネシーXO グランドシャンパーニュ | ~11,000円前後 |
ヘネシーXO 黒キャップ クリアボトル | ~12,000円前後 |
ヘネシーXO 金キャップ クリアボトル | ~16,000円前後 |
ヘネシーXO 金キャップ クリアボトル 3,000ml | ~110,000円前後 |
ヘネシーXO 140thアニバーサリー | ~20,000円前後 |
ヘネシーVSOPの買取相場
ヘネシーXOよりも若い熟成期間のものを「VSOP(Very Superior Old Pale)」と呼び、通常、最低でも4年以上熟成された原酒をブレンドしたヘネシーに使われます。
VSOの由来は、1817年にイギリスのジョージ4世が「非常に上質で熟成された淡い色のコニャック」を求めたことにあり、以来熟成したヘネシーの品質基準の1つとして用いられるようになりました。ヘネシーVSOPは、複数の異なる蒸留酒(オー・ド・ヴィー)を組み合わせて作られており、XOと同じくドライフルーツやスパイスの風味が特徴的で、スムーズかつバランスの取れた味わいが魅力的となっています。
VSOPはストレートやロックで楽しむのはもちろん、カクテルのベースにも適しており、多彩な飲み方で楽しめるのも人気の理由となっています。
ヘネシーVSOPの買取相場は、ボトルの状態や市場の需要、保管状態、ボトルの種類(通常品や限定ボトル等)によって異なります。一般的な買取相場についてご紹介いたします。
種類 | 買取相場 |
ヘネシーVSOP | ~5,000円前後 |
ヘネシーVSOP リザーブ 樽型 | ~13,000円前後 |
お酒の買取事例
ヘネシーXO・VSOPはなぜ高く売れる?高額査定の理由
ここまで、ヘネシーXOとVSOPについてご紹介してきましたが「なぜ高額買取になるのか?」という面には結びつかないかもしれません。
そこで、ここからはなぜヘネシーXOとVSOPが高額買取になるのかを、具体的な理由と共にご紹介いたします。
ブランドの信頼と歴史的価値
ヘネシーは1765年創業の老舗ブランドで、上記でご紹介した通りフランスのコニャック地方で高い技術と長年の伝統に基づいて生産されています。この歴史的価値が、ヘネシーに対する信頼と特別感を生み、他のブランデーに比べて高い価値を持つ要因となっています。
また、ヘネシーはコニャックの生産者として世界的に最高評価を受けるブランドの1つです。特にXOやVSOPは上質な製品として高く評価されています。ブランドの力は商品の価値に直接影響するため、プレミアム価格で取引されています。
製造過程と熟成による希少性
ヘネシーXOやVSOPは、長期間熟成されたコニャックを使用しています。特にXOは20年以上という非常に長い期間を経た熟成酒をブレンドしていることから、時間をかけて複雑な風味が生まれる一方、製造には大きなコストと時間がかかり、その時間と労力がボトル1本の価格にも反映されます。
XOやVSOPには、ヘネシーが厳選したオー・ド・ヴィーが使用されます。これらの原酒はヘネシーが保有する広大な貯蔵庫から運ばれ、普通のコニャックよりも希少性の高いものが含まれているため、その分稀少価値も高まります。
熟成酒の市場価値と需要が高い
世界中でヘネシーの需要は年々増加しています。特に富裕層の多いアジア市場では、ヘネシーのコニャックが人気で、高級ブランドとして高く評価されているため、特別なラインであるXOやVSOPには大きな需要があります。この需要の高まりが、買取価格の上昇につながっています。
長期熟成されたコニャックには、バニラやスパイス、ドライフルーツ、ナッツ等複雑な風味が生まれます。このような味わいの高いコニャックは少量生産されているため、特にコニャック愛好者や富裕層の間で高く評価されています。
「投資」としての価値に注目されている
コニャックは、ボトルの中で熟成が進むわけではないものの、未開封で長期間保存されていると希少性が増し、コレクターにとって価値が高まります。例えば、旧ラベルやボトルデザインが変更された場合、廃盤デザインや過去の限定品の価値は時間と共にさらに上がる傾向があります。
また、ヘネシーの上質なコニャックは、貴金属やアンティーク等と同様、価値が安定しやすく、一部の人にとっては「資産」として評価されています。特にヘネシーXOやVSOPはその代表格で、価格が大きく変動しにくいことから、投資家としての需要も高まっています。
コレクター要素とプレミアム市場の影響
ヘネシーはしばしば特別なデザインや限定ボトルを発表しており、これがコレクター市場で人気を集めています。特別なボトルデザインは、一般的なXOやVSOPよりも価値が高く、さらにプレミアム価格で取引されます。
例えば以下のようなものがあります。
- ヴィンテージボトル
- 限定品・コラボボトル
- バカラボトル
- 金キャップ・金ラベル
特に、ヘネシーXOの象徴的なボトルデザインは、高級感と芸術性があり、インテリアとしても価値が認められています。特にアート好きやデザイン重視のコレクターにはボトル自体の美しさも魅力となり、コレクターアイテムとして価値が上がります。
保存性の高さと価値の保持
ブランデーは適切に保管されていれば長期間品質が保たれます。これにより、特に旧ボトルやレアなラベルは年月が経っても市場での価値を失いにくく、買取価格が高くなる要因となります。
古い年代のボトルは今では再現不可能な稀少な風味や風格があるとされ、市況での価値が上がります。年数が経過したボトルほど希少性が増すため、高額買取されやすくなります。
人気の高級ブランデー「ヘネシー」とは?
ヘネシー(Hennessy)はフランスのコニャック地方で生産されているブランデーの銘柄です。コニャックの中でも長い歴史と高い品質を誇り、コニャックにおける市場シェアの40%を誇る最大手となっています。
ここでは、ヘネシーの歴史、リシャール(リシャール・ヘネシー)、そしてLVMHとの関係について詳しく解説します。
ヘネシーは1765年にアイルランド出身のリチャード・ヘネシーによって設立されました。彼はフランス軍に従軍した後コニャック地方に定住し、そこでコニャックの生産を開始。この地で生産される高品質なブランデーに目をつけ、独自のブランドを築き上げました。
息子のジェームズ・ヘネシーが事業を引き継ぐと、ブランドはさらに拡大。19世紀にはヨーロッパだけでなくアメリカやアジアにも輸出されるようになり、ヘネシーはコニャック業界において革新的な技術を導入し、高品質なコニャックの生産を確立しました。
1987年にはヘネシーブランドを所有する「モエ・ヘネシー」と高級シャンパンとして知られる「モエ・エ・シャンドン」が合併し、さらにルイ・ヴィトンと統合され「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」が誕生。現在では世界最大級のラグジュアリーブランドグループとなっており、ヘネシーはその中核を担う存在です。
ヘネシーの有名なラインナップは以下のようなものがあります。
Hennessy V.S(Very Special)
ヘネシーのエントリーレベルのコニャックで、世界中で最も人気のあるコニャックの1つ。「V.S(Very Special)」は、最低2年以上熟された原酒(オー・ド・ヴィー)を使用しています。
香りはオーク・バニラ・アーモンドのニュアンスがあり、フルーティかつスパイシー。ストレートやロックはもちろん、カクテルにも適したブランデーです。
Hennessy V.S.O.P(Very Superior Old Pale)
1817年にイギリス皇太子(後のジョージ4世)のリクエストにより誕生した格式高いブレンド。最低4年以上熟成された原酒を使用しています。
バニラ・シナモン・スパイス・オークの複雑な香りが特徴で、ストレート、ロック、ハイボールやカクテルでも楽しめます。
Hennessy X.O(Extra Old)
1870年に創業者の子孫であるモーリス・ヘネシーによって作られた、世界初の「X.O(エクストラ・オールド)」コニャック。最低でも10年以上熟成された原酒をブレンドして作られています。
ストレートやロックでじっくり楽しむ人気のお酒です。
Hennessy Paradis(ヘネシー・パラディ)
1979年に誕生した、極めて稀少なコニャック、最も古い原酒を使用し、ヘネシー家の伝統を象徴するブレンドとなっています。ストレートでゆっくりと楽しむ飲み方が最適。
Richard Henness(リシャール・ヘネシー)
リシャールは創業者リチャードのフランス読み。50年以上熟成した多数の原酒をブレンドして作られ、バカラ製クリスタルボトルに封入されています。レミー・マルタンのルイ13世と並んで最高級ブランデーと称されます。
他にも「Hennessy Richard(リチャード・ヘネシー)」、「Hennessy Black(ヘネシー・ブラック)」「Hennessy Master Blender’s Selection(マスター・ブレンダーズ・セレクション)」等があります。
ヘネシーXO・VSOPの買取価格をアップするコツ
ヘネシーXOやVSOPは、高級コニャックの中でも特に人気があり、買取市場でも需要が高いアイテムです。しかし、買取価格は状態や年代・ボトルの種類・状態・市場動向によって大きく変動します。
ここでは、ヘネシーXO・VSOPをできるだけ高く売るためのポイントを詳しく解説します。
箱や付属品を揃える
コニャックの買取価格は、本体だけでなく「箱や付属品」が揃っているかどうかでも大きく変わります。以下の物が揃っていると、買取価格の大幅アップが期待できます。
- 純正箱
- 保証書や冊子
- 付属グラス
- 替え栓 など
保管状態のチェック
コニャックの価値を維持するためには、適切な環境で保管することが重要です。以下のポイントを確認しましょう。
- 直射日光・高温多湿を避ける
- 20℃前後の涼しい場所で保管
- ボトルのヒビや欠けが無いかチェック
- ボトルやラベルの汚れを拭き取る
- 未開封であること
ボトルの劣化があったり保存状態が悪かったりするとボトルの中身が蒸発し液面が下がってしまいます。また、ホコリや汚れ、劣化の原因にもなります。
さらに、ブランデーなどのお酒は開封されていると買取できなくなるため注意が必要です。
複数の買取業者に査定を依頼する
買取査定は必ず複数業者に依頼しましょう。1社だけでは相場よりも安い買取価格を提示される可能性があります。複数の業者に査定してもらうことでより良い条件を選ぶことができます。交渉材料になることもメリットと言えるでしょう。
まとめて売る
単体では高額買取してもらえなくても、複数のお酒を一緒に査定してもらうことで買取金額がアップします。
買取業者にとっては別々に買取するよりも仕入れコストがかからず、その分買取金額に反映されるからです。複数のヘネシーがある場合はまとめて査定を依頼してみましょう。
お酒・古酒の買取はかいほうどうにお任せ下さい!
弊社かいほうどうは、月間依頼件数500件、お客様満足度96.7%、年間買取件数は1万件にのぼります。多くのお客様に高評価をいただいており「安心して任せられる」のが大きな強みです。
お持ちいただいたお酒・古酒は経験豊富な査定士がしっかりと査定いたします。どのようなことでもご遠慮なくご相談いただけます。
- 年間買取実績1万件!
- 数十年前の年代物のお酒をしっかり査定。価値に見合った金額をご提示
- 大阪・京都・奈良の対応エリアへ出張買取
- キャンセル料・手数料無料
お酒・古酒の買取は安心と実績のかいほうどうにお任せ下さい!
【Q&A】ヘネシー買い取りのよくある質問
Q:古いヘネシーも買取できますか?

Q:箱なしのヘネシーでも売れますか?
かいほうどうスタッフ
はい、箱なしのヘネシーでも買取可能です。ただし、箱や付属品が揃っていると査定額が上がる可能性があります。ギフトセットや特別デザインのボトルは、完品の方が高額査定につながりやすいです。

Q:ヘネシー買取に必要なものは?
かいほうどうスタッフ
買取の際には、以下のものが必要になります。
・売りたいヘネシーのボトル(箱や付属品があれば一緒に)
・本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)

Q:買取の方法を教えてください
かいほうどうスタッフ
ヘネシーの買取は、以下の方法で可能です。
店舗買取:直接店舗に持ち込んで査定
出張買取:大量のブランデーを売りたい場合は自宅へ査定員が訪問します
宅配買取:送料・査定料が無料で全国対応

Q:ヘネシーの買取を断られるケースはありますか?
かいほうどうスタッフ
以下のような場合は買取できないことがあります。
・開封済みのボトル(未開封が条件)
・液漏れや異物混入の可能性があるもの
・ボトルにヒビや欠けがあるもの
・ラベルがはがれてるものや、銘柄が不明なもの
・違法に入手された商品

Q:どのヘネシーが高く売れますか?
かいほうどうスタッフ
特に高価買取が期待できるヘネシーは以下の通りです。
・ヘネシー XO(スタンダードながら需要が高い)
・ヘネシー パラディ(希少価値が高く、高額査定)
・ヘネシー リシャール(限定品でプレミア価格がつくことも)
・ヘネシー パラディ アンペリアル(贈答用としても人気が高い)

Q:買取価格を事前に知ることはできますか?
かいほうどうスタッフ
はい、もちろんです。LINEやメール、電話で無料査定を実施しています。写真を送るだけで概算価格をご提示致します。他社様との比較も大歓迎!
まずはお気軽にお問い合わせください。

かいほうどうスタッフ
はい、ヘネシーの古酒(オールドボトル)も買取可能です。長期間保管されていたブランデーはコレクター需要が高く、高価買取の対象になることもあります。ただし、液面低下やラベルの傷みがある場合は査定額が変わるため、詳細はお問い合わせください。