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2025.3.17
ブランデーの買取相場はいくら?高額買取の特徴と銘柄3選
カテゴリー:相場情報

- 古いブランデーは買取できるの?
- 高く売れるブランデーの特徴や銘柄は?
- 最新の買取相場を知りたい
自宅で眠っているブランデー、「ホコリも被っているし整理したい…」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
実はブランデーは古いものほど希少価値が高まり、買取金額が高くなる傾向があります。もちろん、古いだけで必ずしも高額買取になるわけではありませんが、一度買取業者に買取査定を依頼してみるのはベストな方法の1つです。思わぬ価値が見出されるかもしれません。
そこで、今回はブランデーの買取価格のほか、高く売れるブランデーの特徴、3つの銘柄を紹介します。
目次
ブランデー買取は古いほど高くなる?高く売れるブランデーの特徴
ブランデーには賞味期限がありません。保存方法を間違えなければ、何十年前のお酒でも飲むことができます。
古ければ古いほど価値が高くなるとは一概には言えませんが、30年前の古いブランデーであっても、種類によっては高く買い取りしてもらうことができます。
高く売れるブランデーにはどんな特徴があるのでしょうか。ここでは、高くブランデーを売却するためのポイントや特徴について、詳しく紹介します。
長期熟成
ブランデーの熟成年数とは「樽の中で熟成された年数」を指します。熟成期間が長いほど、樽から抽出される香りや風味が単調なものではなくなり、価値が上がりやすい傾向があります。
一方、瓶詰めされた後、長い年数がたったブランデーも「希少性」が高く、価値が上がります。
ブランデーの熟成期間は以下のようにランク付けされています。
ランク | 塾生年数 |
スリースター | 最低2年熟成 |
VS(Very Special) | 最低2年熟成 |
VSOP(Very Superior Old Pale) | 最低4年熟成 |
ナポレオン | 最低6年熟成 |
XO(Extra Old) | 最低10年熟成 |
オールタージュ(Hors d’Âge) | 最低10年熟成 |
有名銘柄・産地のブランデー
高級ブランデーのブランドは世界的に評価が高く根強い人気があります。特にフランス・コニャック地方の「ヘネシー」「レミーマルタン」「マーテル」「カミュ」等歴史のあるブランドは、コレクターや愛好家からの需要が高いため高値になりやすいです。王侯貴族が愛用していたブランドや王室御用達として知られる「ハイン」なども有名です。
また、ブランデーは産地によっても評価が異なります。最も有名なコニャックの他に、アルマニャック、カルヴァドスで作られたブランデーは、世界3大ブランデーと呼ばれています。
保存状態が良い
ボトルやラベルの状態は、ブランデーの価値に大きく影響します。ボトルが美しく保存されていればいるほど高値が期待できますが、ラベルの汚れや破損は評価を下げる要因になります。
また、時間と共に、ボトル内部の液体が少しずつ蒸発して減少することがあります。これを「液面低下(液減り)」と呼びます。液面が低いと内部の酸化が進んでいる可能性があるため、評価が下がってしまいます。
良い状態を保つためには、保管環境が重要です。直射日光や高温多湿を避け、湿度が適度に保たれた環境は、良い品質を保ち、評価されやすい傾向にあります。
限定品やヴィンテージブランデー
既に製造が終了しているブランドや銘柄、特定の限定生産品は高価になりやすいです。特に、古い時代に製造され、現存数が少ないブランデーはコレクターにとって非常に魅力的であり、オークション等でも高額で落札されることがあります。
特定の年に収穫されたブドウで作られたものは、その年の気候や収穫状況を反映しているため、高値がつくことがあります。
このように、特定の年代のブランデーや、古い年代のブランデー、数量限定のブランデーを「ヴィンテージブランデー」と呼ぶことがあります。
歴史上の有名な出来事の記念ボトル等、特定の出来事と関連があるものは、価値が跳ね上がることも珍しくありません。
ボトルの洗練されたデザイン
特に古いブランデーには、デザイン性の高いボトルやユニークな形状のものがあります。精巧なガラス細工や宝飾が施されたボトルは、飲料としての価値以上に「芸術品」としての価値が評価され、アンティーク市場でも人気です。
一部には、名匠が手がけたガラスボトルや陶器ボトル、著名デザイナーがデザインしたボトル等はボトル自体の希少価値が高くなります。
このブランデーが高く売れる!高額買取される銘柄3選
ここからは、ブランデーの高額買取が狙える銘柄についてご紹介いたします。特に今回ご紹介する銘柄は高額買取が期待できます。自宅にあるブランデーがどのブランドなのか、チェックしてみて下さい。
レミーマルタン(Rémy Martin)
レミーマルタンは、フランスのコニャック地方で作られるブランデーです。品質の高さには定評があり「高級コニャックの代名詞」と呼ばれるほど。
ブランデーは通常、蒸留を行う前に「リーズ」と呼ばれる沈殿したブドウの”かす”をろ過しますが、レミーマルタンはあえてこれを行いません。時間をかけてリーズを沈殿させ、そのまま蒸留を2回行うのが特徴です。
これはレミーマルタンの伝統的な手法で、リーズと共に蒸留することでアミノ酸を含ませ、特有の芳醇な香りやコクのある深い味わいをもたらしています。
ブランドのシンボルである「ケンタウロスのロゴ」は「人間と自然の融合」を表しており、自然の恵みを尊重するブランドの姿勢も表しています。
レミーマルタンの主なラインナップ
銘柄 | 特徴 |
VSOP(Very Superior Old Pale) | 最低4年以上の熟成が必要。花や果実、少しスパイスの風味もあり、初心者にも飲みやすいコニャックとして人気。 |
XO(Extra Old) | 最低10年以上の熟成が必要な高級コニャック。スパイスやナッツ、ドライフルーツ、ウッディな風味が豊かに感じられ、長い余韻が楽しめる。 |
クラブ(Club) | VSOPとXOの間に位置する特殊な銘柄で、重厚かつしっかりとしたボディが特徴。果実とスパイスの風味がバランス良く融合しており、クラシックな風味を好む方におすすめ。 |
ルイ13世 | レミーマルタンの最も高級な銘柄。40年以上熟成されたオー・ド・ヴィーがブレンドされており、非常に深い風味と豊かなアロマを誇る。特別なボトルとして提供されることが多く、コニャックの芸術品とされている。 |
ヘネシー(Hennessy)
レミーマルタンと同じく、フランスのコニャック地方で生産されているブランデーのブランドです。高い品質を誇り、コニャックにおける市場シェアの約40%にも及びます。
ヘネシーは、コニャック地方のなかでも特に品質の高いとされる「グランド・シャンパーニュ」と「プティット・シャンパーニュ」という地域で栽培されるぶどうを主に使用しています。
また、ヘネシーのオー・ド・ヴィー(原酒)はフランス産オーク材から作られた樽で熟成されます。オーク樽は長年に渡って木の香りや甘みをコニャックに与え、滑らかで奥深い味わいを作り出します。特にヘネシーでは熟練した職人によって製造される樽を使用し、コニャックに最適な品質管理がされています。
ヘネシーの主なラインナップ
銘柄 | 特徴 |
Hennessy VS | 最も手に入れやすく親しみやすい製品で、最低2年以上の熟成を経ている。フルーティかつ軽やかな味わいが特徴で、カクテルにも使用される。 |
Hennessy VSOP | 平均4年~15年熟成され、フルーティでまろやかな風味が感じられる。スパイスやバニラの香りもあり、飲みやすくバランスの取れた逸品。 |
Hennessy XO | 1870年に誕生した、熟成年数が10年以上のプレミアムなコニャック。濃厚で複雑な味わいがある。 |
Hennessy Paradis(パラディ) | 極上のオー・ド・ヴィーをブレンドした特別な銘柄で、柔らかく繊細な口当たりと長い余韻が特徴。非常にフローラルで甘いアロマが香る。 |
Hennessy Richard(リシャールヘネシー) | 創業者リチャード・ヘネシーの名前を冠した、最高級ラインの1つ。50年以上熟成されたオー・ド・ヴィーを使っており、芸術品のような贅沢な味わいである。 |
カミュ(CAMUS)
同じくフランスのコニャック地方に本拠地を置く、世界的に有名なブランデーメーカーです。1863年に創業され、現在に至るまでカミュ家によって経営されている家族経営のコニャックブランドです。
カミュは自社でブドウ畑を所有しており、特にボルドリー地区に集中しています。この地区のブドウは、花のようなアロマや滑らかな口当たりを持つことで知られ、カミュのコニャックに特有のエレガントな風味を与えています。
カミュの主なラインナップ
銘柄 | 特徴 |
カミュ VSOP | フルーティでバニラやスパイス香りが感じられ、初心者にもお勧めのバランスの取れたコニャック。 |
カミュ XO | 長期熟成によるリッチな味わいと、ボルドリー由来のフローラルな香りが特徴。上品な甘みとスムーズな余韻が楽しめる。 |
カミュ ボルドリー XO | ボルドリー地区限定のブドウを使用しており、特に華やかで芳醇なアロマが際立つ逸品。カミュの代表的なプレミアムコニャックの1つです。 |
カミュ エクストラ | 長期熟成原酒をブレンドした超高級LINEです。濃厚な香りとシルキーな口当たりが魅力です。 |
カミュ カラフェ | バカラなどの高価なデキャンタ(容器)に詰められた限定品で、コレクターズアイテムとしても人気です。 |
【2025年版】古いブランデーの買取相場
ここでは、古いブランデーの買取相場を具体的な金額を交えてご紹介いたします。
下記の金額が買取価格を保証するものではありません。品物の状態、発行年、付属品の有無、在庫状況、現在の相場などにより同名の品物でも、実際の買取価格が大きく変動する場合がございますので予めご了承下さい。
レミーマルタン
商品名 | 買取価格 |
レミーマルタン ルイ13世 シェル型箱 | ~130,000円前後 |
レミーマルタン ルイ13世 観音開き | ~210,000円前後 |
ヘネシー
商品名 | 買取価格 |
ヘネシーXO | ~20,000円前後 |
ヘネシー リシャール 旧ボトル | ~165,000円 |
ヘネシー パラディ インペリアル | ~135,000円 |
ヘネシー リシャール 完品 | ~232,000円 |
カミュ
商品名 | 買取価格 |
ミシェル ロイヤルバカラ 完品 | ~100,000円前後 |
トラディション バカラ 完品 | ~70,000円前後 |
お酒・古酒買取強化中!かいほうどうにお任せ下さい

かいほうどうでは、今回ご紹介したブランデーの他にも、お酒や古酒を幅広く買い取っております。経験豊富な査定士が、大切なお酒を丁寧に査定いたします。
お客様のご負担は一切ございませんので、どのようなお品物でもお気軽にご相談下さい。お酒・古酒買取強化中です!
- 経験豊富な査定士が年代物のブランデーに適切な買取価格をご提示
- キャンセル料・手数料無料
- 大阪・京都・奈良へ出張買取!
【Q&A】ブランデー買取のよくある質問
Q:買取の流れは?

Q:どんなブランデーでも買取できますか?
かいほうどうスタッフ
・開封したお酒
・ボトルにヒビや欠けがある
・ラベルがはがれている/商品詳細が不明
このような場合は買取が難しくなりますが、査定可能場ケースもありますのでまずはお問合せ下さい。

Q:買取価格をアップするポイントは?
かいほうどうスタッフ
以下のポイントを抑えておくと、買取価格アップの可能性があります。
・箱・替栓・保証書などの付属品を揃える
・ボトルの状態を良好に保つ(液面低下やラベル汚れを防ぐ)
・需要が高いタイミング(年末年始・ギフトシーズンなど)に売る
・複数のお酒をまとめて売る
また、他社との比較も大歓迎です!

Q:どこでブランデーを売るのがベスト?
かいほうどうスタッフ
ブランデー買取を行っている店舗やオンライン買取業者があります。専門店は査定額が高くなることが多いです。
複数の店舗や業者に査定を依頼し、希望や条件に合った買取を選ぶといいでしょう。
かいほうどうでは多数のお酒を買取してきた実績があり、買取で家の整理をしたいお客様から大変ご好評いただいております。大阪・京都・奈良の対応エリアへ出張無料で買取にお伺いいたします。

Q:ブランデー以外のお酒も買取できますか?
かいほうどうスタッフ
ブランデー以外にも、ウイスキー・シャンパンなどを買取しています。セットで売ると査定額がアップする場合もあります。

かいほうどうスタッフ
ブランデー買取の基本的な流れは、
①査定依頼
②査定結果の確認
③買取成立・お支払い
となります。
店舗買取・宅配買取・出張買取の方法があり、ご希望に応じて選んでいただけます。