音響機器

オープンリール

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オープンリールについて

オープンリールとは録音や再生をするオーディオ機器の中で、録音されるテープがむき出しの状態の機器のことを言います。
今のようなCDがない時代には、録音機と言えばすべてオープンリール式でした。
テープ幅があり、テープスピードも速いので、書き込む情報量が多く高音質録音が出来るのが特長です。

オープンリールの需要とトレンド

: オープンリールのデッキはレトロな感じがあり、もはや過去の物と思われている感もありますが、今も製造している会社があります。
ティックという会社でオープンリールデッキの専門製造業者として、オーディオファンの間では広く知られています。
トレンドアイテムとして大人気のTEAC(TASCAM)33-2オープンリールマスターレコーダーですが、オーディオ好きの方なら10号リールがゆったりと回っている姿はたまりません。
アナログオーディオの中でもオープンリールデッキは今でも愛用者が多く機器の需要が高いものの、一番のネックとなっているのが使用するテープの入手が困難になっていることです。
そこで、現在でもオープンリールデッキを製造しているティアックが2017年に再始動し、オープンリール向けテープをオーディオファン向けに販売開始したのです。
オープンリールテープは仏RECORDING THE MASTERS社製のものとなります。
近年、アナログオーディオの魅力が見直されて、往年のオーディオファンをはじめ、レトロなアイテムを好む新しいファン層である若者の間でも需要が高まっていることを受け、新たに販売をすることにしたのです。
仏RECORDING THE MASTERSのオープンリールのなかから、ハイバイアスのもの、スタンダードバイアスのもの、長時間録音用のものとタイプの異なる「sm900」「sm911」「sm468」「lpr35」「lpr90」の5種類を販売することになりました。
バリエーションも豊富なので往年のオープンリールファンをはじめ、新たな需要を呼び起こすことが見込まれています。
「sm900」はハイバイアスのスタジオマスタリングテープとなっており、消耗品でもあるオープンリール向けのテープが手に入りやすくなったことで、オープンリールのデッキ本体の需要もますます高まることが期待されます。
ティアックの修理センターでは、TEACやTASCAMブランドのオープンリールデッキの修理サービスもこれまで以上に体制を強化して臨むとされており、オープンリールデッキを手に入れても安心して使い続けることができます。
これにより、往年の愛用者をはじめ、新たな需要も見込むことができるでしょう。
さらにティアックの関連会社であるティアックカスタマーソリューションズでは、過去に録音した思い出の音源を再生してダビングを行ったり、切れてしまったテープの補修ができるサービスも提供しています。
このサービスを活用して手持ちの大切な音源を復活したいと考える方にとって、音源が復活できたのであれば、それを聞くためのオープンリールデッキ本体が欲しいと需要が高まることが見込まれます。